楽器図鑑/ひちりき
篳篥
篳篥は漆(うるし)を塗った竹の管で作られる。
音を出す部分はオーボエやファゴットと同じように2枚のリード(葦を薄く削ったもの)が使われており、取り外し交換できるようになっている。
大篳篥と小篳篥があり、古い巻物、信西古楽図に描かれている篳篥は
大篳篥(おおひちりき)
。現在では
小篳篥
だけが使われている。
小さな文字では見にくいでしょうから、大きな文字にしました
篳篥
[ひちりき]
または
觱篥
[ひつりつ]
中国・朝鮮から日本に伝来した頃には、觱篥(ひつりつ)という言い回しがあったようだ。
信西古楽図の篳篥
信西古楽図は、唐代 宮廷の宴饗楽を墨画で描いたもの。篳篥を奏でる楽人が描かれているが、この篳篥は
大篳篥
だと思われる。
雅楽では、 笙(しょう)/ 篳篥(ひちりき)/ 龍笛(りゅうてき)を三管と呼ぶ。
(がっきじてん)
篳篥(ひちりき)
知りたい楽器の名前