フレンチホルン
French Horn
音階を操作するためのバルブとレバーは、どのホルンも3個。
シングルホルンは単一調性だけのホルン(F管だけ B♭管だけ とか)。
ダブルホルンとトリプルホルンは調子を切り替えることができる。調子の異なる管のセットをイッキに切り替えることができるよう専用のレバーが付いている。
比べてみると管の複雑さやバルブの数が違うのがわかりますね。
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シングルホルン B♭管 |
ダブルホルン B♭ / High-F 管 |
トリプルホルン F / B♭ / High-F 管 |
ナチュラルホルン
Natural Horn
バルブが付いていない ホルン
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ナチュラルホルンはバルブがついていない時代のホルン。
1800年代中頃まではバルブを持たずに、倍音だけで音階を出すホルンが使われていた。
この楽器では自由に半音階を演奏することはできない。
そこで、半音階を出す手段としてベルの中に右手を入れて位置を変える事により音程を変える奏法(ストップ奏法)が考案さた。これで、完全ではないにしても半音階を出すことができた。
現在のフレンチホルンでもこの演奏方法は残っている。
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私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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