
チャルメラ
Charamela

チャルメラは2枚のリードが音源だ。
2枚リードというのは、例えばストローに縦の切り目をつけて吹くと "ビー" と音がする、あれだ。
中国から渡って来たスオナが原型のようだけど、名前は西洋からの名前が訛ってチャルメラになった。
ポルトガル語(charamela)
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イタリア語(ciaramella)
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フランス語(chalumeau)
フランス語はシャリュモーと発音するようで、ショーム(shawm)はこれを英語に置き換えた名前のようだ。
哨吶
スオナ
Suona
スオナは中国の楽器。
なに、これってチャルメラと同じやないの。
そうかもしれない。そうでないかもしれない。
江戸時代。ポルトガルや中国と交流がった長崎で「西洋のチャラメーラ」と「中国のスオナ」を混同して中国の哨吶(スオナ)をチャルメラと呼んだとか。
それにしても、この2枚リードの管楽器は、ポルトガルから伝来しようが中国から伝来しようが、名前がどうであろうが、元は同じ祖先の楽器だそうだ。
だから、チャルメラもスオナも同じといえば同じだし、混同してごちゃ混ぜになって、本当の楽器の名前が合ってるのか間違っているのか分からない。
まあ、分からなくてもいいか。

私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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