クラリネット Clarinet
♪ぼくの大すきな クラリネット
パパからもらった クラリネット
とっても大事に してたのに
こわれて出ない 音がある
どうしよう どうしよう ・・・・
音が出なくなって悩んでいるということは、この子はパパからもらった、クラリネットがちゃんと吹けたんだ。
私もクラリネットは持っているが、うまく吹けない。うらやましい。
で、壊れたクラリネット、「どうしよう」と言われてもね。
こんなに複雑で蒸気機関車みたいに入り組んだ機械を直せるのは・・・おそらく ジョージ・スチーブンソン くらいだろう。
クラリネッティスト
ジミー・ドーシー Jimmy Dorsey
ジミー・ドーシーは アメリカ・ペンシルベニア州生まれ(1904年)のクラリネット奏者。サクソフォンも演奏し、
ビッグ・バンドのリーダーでもあった。
クラリネットは、現在では旧式になったアルバート・システムのキー配列の楽器を使っていた。
(1957年に亡くなった)。
ジミー・ドーシーと彼のオーケストラ
ベニー・グッドマン Benny Goodman
ベニーグッドマンは アメリカ・シカゴ生まれ(1909年)のミュージシャン。
クラリネット奏者として11歳でデビュー。ビッグ・バンドやトリオ、カルテット、そしてクラシックでも活躍。中でもジャズでは King of Swing とも呼ばれスイングジャズでは代表的存在。
(1986年に亡くなった)。
ジョージ・ルイス George Lewis
ジョージ・ルイスは、ニューオーリンズ生まれ(1900年)のジャズ・クラリネッティスト。
使っている楽器はアルバート式クラリネット(アルバート式は1950年頃までよく使われていた指使いのキー・システムで、現在ではほとんど使われていない)。
ミュージシャンとしては貧乏だったころ、アルバイトで胸が押しつぶされる大けがをしてしまったが、療養中にも練習しニューオーリンズでスーパースターとなった。
後のジャズ・クラリネット奏者の多くは彼の奏法に影響を受けている。
(1968年に亡くなった)。
アーティ・ショウ Artie Shaw
アーティ・ショウは、ニューヨーク出身(1910年)のジャズ・クラリネッティスト。アメリカの1930〜40年代のポピュラーなビッグバンドのリーダーとして活躍した。
クラシックとジャズの形式と伝統の要素をブレンドしたサードストリーム音楽(第三の潮流 Third stream)に挑戦したミュージシャンとして知られている。
音楽だけでなく多彩な仕事をこなした。著述を仕事にしたり、俳優でもあり、さらに数学にも才能を発揮したという。
(2004年に亡くなった)。
私家版 楽器事典 / 楽器図鑑 gakki jiten
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