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キタローネ
Chitarrone
キタローネはヨーロッパのバロック時代、イタリアを中心に活躍した古楽器。
リュートから派生した楽器でテオルボというのがある。テオルボのボディはリュートより大きく長いネックが備わっている。そして、ほぼ楽器の全長と同じくらいの長い低音弦(extended bass string)が張られている。
そのテオルボの兄弟で、佐々木小次郎も驚くような長い長いネックをもつものをキタローネといった*。
見るからにチューニングが狂いそうな形状をしている。その通りで、演奏時間よりチューニングする時間のほうが長かったとか。
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キタローネとテオルボの区別は曖昧で、キタローネは単にテオルボの別名だったのかもしれない。
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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