私家版楽器事典


楽器一覧(弦鳴楽器)
ツィンバロン Cimbalom
ハンガリーのツィンバロン(ツィンバロム) Cimbalom
ツィンバロンは、ハンガリーの楽器のシンボルとも言われる楽器。
弦をスティックで打って演奏する方法(打弦楽器)を最も発展させた楽器といえるだろう。ボディは堂々とした体格。音を消すダンパーも付いている。 ピアノにグランド・ピアノがあるように、ツィンバロンには「グランド ・・・」という言葉を付けても不自然じゃない。

打弦楽器は、もともとは古代ペルシャで使われていたサントゥールがルーツで、大きさや形状は違えどヨーロッパやインド、中国、タイ、そして最果ての日本にも雨夜琴の名で存在する。

ツィンバロンを演奏する人物 Cimbalom
ちなみに
「逃げるは恥だが役に立つ」というのは、ハンガリーの諺(ことわざ)。 ハンガリー語では Szégyen a futás, de hasznos. で 「あんたが頑張る場所は(仕事は)そこじゃないでしょ、新しい場所ではいいことあるんだよね」 てな具合のようだ。「自分の戦う場所を選べ」という和訳もあったりする。

イソップの童話に「アリとキリギリス」の話があるね。
キリギリスは、バイオリンを弾いたり唄を歌ったりばかりしてたもんだから冬になって ひもじい思いをして、アリにも見放されたりもした。 でもね、音楽の才能があるなら音楽家としての道を選んだらよかったんだ。あなたの戦う場所は音楽家だったのだよ。

サントゥール | キム
打弦楽器 あれこれ

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