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コーラングレ
Cor Anglais
ダブルリードの木管楽器。楽器の先端(ベルの部分)が丸っこくて球根のよう・・とはいうものの、私は大腸から続く「直腸」を思い浮かべてしまう。
コーラングレは、しっとりと落ち着いた牧歌的とも形容される独特の音色・・・なにかこう安心するような音なんだよね・・・だから直腸のことは忘れてほしい。と言いつつ、この楽器は「F管」なので「への音」が基本であるという、蛇足ではあるが付け足しておくことにしよう。
コール・アングレとも呼ばれるが、これは日本人がカタカナ表記する時にこう書くのであって Cor Anglais をひとかたまりに発音してコーラングレが正しい。
Cor Anglais を英語にすると English Horn で、いずれも「イングランドの(イギリスの)角笛」ということになる。中国語では英國管なので、まさにそのまんまイギリスである。が、イングランドとかイギリスとかは名称の由来には関係ない。
「コーラングレは 1720年ごろにポーランドのヴァイゲル家により、オーボエ・ダ・カッチャ式の曲がった管体にあわせて球根形のベルをつけたことに始まる」とある。
(Wikipediaより)
オーボエ・ダ・カッチャは、ドイツ語では 「天使の角笛」という意味の Engellisches Horn。
また、オーボエ・ダ・カッチャは曲がった形状をしている。角度とか曲がったという意味の単語は Angle というのがある。。
どうも、コーラングレの名称は、この エンジェル とか アングル が「イングランドの(イギリスの)・・・」という名前に置き換わったようだ。
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オーボエ・ダ・カッチャ
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ヘッケル・フォーン Heckelphone
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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