オーボエ・ダ・カッチャ
Oboe da caccia
18世紀半ばに使われたダブルリードの木管楽器。
音の出口は金属のベルが付いている。
動物のツノから管楽器が作られたころからのデザインを踏襲しているからだろうか、管は大きく湾曲している。演奏する時は、フレンチホルンのようにベルが後ろ向きになる。
オーボエ・ダ・カッチャは、王侯の狩り(Caccia)随行音楽隊が使用したことがこの楽器名の由来と云われている。
オーボエ・ダ・カッチャはヨーロッパの古楽器
グルンと曲がっているのでベルは後ろ向きになっている
ベルを脚の間に挟んで演奏している
後期バロック時代の代表的作曲家 バッハ(Johann Sebastian Bach)は、中音域や低音域が好みだったようで、1725年前後オーボエ・ダ・カッチャのために複数の作品を書いた。
バッハの後の時代にはこの楽器はほとんど使われなくなった。
A B C..英語で楽器名
私家版 楽器事典 / 楽器図鑑 gakki jiten
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