ラウド
Laúd
ラウド(Laud)
というのは、リュート(Lute)と同じ語源。
リュートは、ヨーロッパで古くから使われていて、有棹弦楽器(ネックがある弦楽器)の代名詞としても使われるほどであるため、多くの弦楽器に影響をあたえている。
スパニッシュ・ラウド
や
キューバン・ラウド
も、リュートからの流れをくむ楽器なんだろう。
スパニッシュ・ラウド
Spanish laud
スペイン
の
ラウド
弦は12本弦で、複弦6コース。ピックを使ってはじく。音響ボディは、歴史的なリュートのようにラウンドバック(底が丸い)ではなく、平らになっている。
キューバン・ラウド
Cuban laud
キューバ
の
ラウド
キューバン・ラウドは、スペインのラウドと同じく6組の複弦を持っていて、全体の作りは似ている(ボディのラインが少し異なるけど)。
ただし、スパニッシュ・ラウドより開放の弦長が短く、高い音でチューニングされている。
バンドゥリア
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キューバン・トレス
私家版 楽器事典
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楽器図鑑
gakki jiten