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ラウト
lauto / laouto
ラウトは、ギリシャの楽器。
名前やボディの形からして、ウードやリュートの流れをくむ楽器だということは判る。
フレットはガットでできていて、ネックにぐるりと回してあり移動ができる。
これはヨーロッパの古い弦楽器によくある方式で、ラウトは(おそらくガットではなくナイロンを使っているのだろうけど)それを受け継いでいる。
弦は8本で、2本対の4コース。
独特の黒地に唐草の模様は、ギリシャの弦楽器によくある模様。
リュートと形も名前も似ているため グリーク・ラウト(Greek Laout)と呼ぶこともある。
リュートはヨーロッパ全域で使われた弦楽器で、ラウトはその兄弟楽器。ギリシャやキプロスで進化した。ラウトは、リュートよりネックが長めで弦は強く張られており、細長いプレクトラム(ギターなどでいうピックのこと)を指の間にはさんで弦をはじく。
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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