モハン・ビーナ
Mohan Veena
モハン・ビーナはインドのスライド・ギターである。
胴体はギターのデザインそのものである。でもビーナという名前が付いているということはインドの楽器。そうですね、構造はインドの弦楽器の特徴を備えている。
インド人が大好きな共鳴弦をズラリと張り巡らせていること。首の部分に音響器が付いていること。ジュワーンという心地よい雑音を発生させるジャワリがあること。これらは、シタールやディルルバと同じ、インドの楽器特有の構造だ。また、弦の配置はドローンを多用した演奏ができるようにもなっている。
弦高を高くしてあり、ボトルネック奏法で演奏する。フレットは位置を示す印である。
モハン・ビーナは、古来より伝統的に受け継がれたビーナではなく近代的な創作楽器だろう。ドブロ・ギターを真似て作ったのかもしれない。弦長の半分を12分割で固定・・・ということは、私達日本人もハマっている西洋音階なんだね。
ビーナと名のつくインドの楽器
リゾネーター・ギター
私家版 楽器事典
/
楽器図鑑 gakki jiten
|