南フランスとスペインの国境(ピレネー山脈あたり)のバスク地方の民族楽器。「笛」と「弦の太鼓」を一人で演奏する。
ダンスの伴奏に使う。
チュラ
チュラは3個だけ孔が開いたリコーダー。片手で演奏する。
ドンキョーナ
共鳴箱に弦を張った、いわゆる「チター型」の弦楽器。指ではじくのではなく、棒でたたいてリズムをとる。太鼓のように棒でたたくので打弦楽器、英名ではストリングドラム(string drum)と呼ばれることもある。
片手笛とリズム楽器を同時に演奏するのは、1200年ごろヨーロッパではやりのスタイルだったようだ。リズム楽器は太鼓を使うことが多く、バスク地方の「弦の太鼓」は珍しい。