トルコのクレセント Turkish crescent

ターキッシュ・クレセントは、長さが2メートル近くあり、軍楽隊の先頭に立つ者が持った。 トルコが発祥の地で、 チャガーナ(Chaghana) とか チェヴギャーン(Cevgen) という名前だったようだが、西はフランスやドイツで、東では中国でも使われた。それぞれ、各地で面白い名前が付いている。
ターキッシュ・クレセント(Turkish Crescent,トルコの三日月)
チャイニーズ・パビリオン(Chinese Pavilion)
Turkish crescent は、「トルコの三日月」という意味。
トルコの軍楽(イェニチェリ音楽)で使われていて、確かに、Crescent(三日月)が飾られている。 この楽器は、日本なら江戸の火消しの纏(まとい)みたいなもので、鈴やら小さな鐘がついていて音が出る道具だけど、楽団のシンボルとしての役目を持っていたのだろうな。
これを持って日本の祭りで、神輿(みこし)と一緒に騒いでも違和感がない(と思う)。
フランスでは、Chapeau chinois と呼ばれていて、これは「中国人の帽子」という意味だ。
東アジアの人がかぶっている扁平な円錐形の笠(かさ、麦わら帽子?)からきた名前だろうな。 また、Chinese Pavilionともよばれていて、これは「中国の小屋」だ。そういえば中国の伝統的な瓦屋根はちょっとそり返った形をしてる。
いずれにしても、まともな名前を付けてもらえず、ずっとニックネームみたいな名称で呼ばれ続けている。

リラグロッケン | 錫杖(しゃくじょう)

私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
Dictionary of Musical Instruments