こきりこささら 単に「こきりこ」というと別の楽器になる。これは「筑子ささら（こきりこささら）」または「編木／拍板（びんささら）」。「棒ささら」と区別して呼ぶ呼び名として「板ささら」ともいう。 108枚の小さな板をヒモで結んで並べてある。ハンドルを持って、アーチ状にしておいて、手首のスナップでたわませると（しごくと）「ジョワ！」という音がする。 棒ささら ラテン音楽のギロとかヘコヘコと同様の楽器。 ギザギザのついた棒を竹で擦る。竹は先端部分を割ってある。 そもそも「ささら(簓／筅)」というのは竹や木の棒の一端を細く裂いたり束ねたもの。楽器の「ささら」もそのあたりから名づけられたのだろう。 こきりこ 2本の竹を打ち鳴らす打楽器。 「こきりこの竹は7寸5分じゃ・・」と民謡にあるように、そのままメートル法にすると23cmの竹。漢字では「筑子」または「小切子」とも。 コキリコ 日本の「こきりこささら」を真似て作ったようだ。 ラテン音楽の楽器としてKOKIRIKO という商品名で販売されている。 KOKIRIKO という名を付けているのは「こきりこささら」と「こきりこ」の区別がついていないせいだろう。 手に持って打ち付ける 木製のパーカション 私家版 楽器事典 ／ 楽器図鑑 gakki jiten