楽器事典 がっきじてん
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音域と声域 Aの音 周波数
周波数

ピアノの鍵盤
ヘルツ(hertz)は、国際単位系の周波数・振動数の単位(記号はHz)。
1秒間に何回振動するか(しているか)を表す。1秒間に100回振動していれば100Hzということになる。

音楽では、Aの音は440Hzと決められているが、奏者によって(楽団によって)442Hzや443Hzくらいを使う場合がある。 音楽は数学ではないのでそんなに厳密に規定することはないのだけれども、できるだけ正確にして世界共通にしておくほうが何かと便利。 複数の楽器を一斉に鳴らす楽団なら、個々の楽器はもちろん、すべての楽器の音が合ってっいなければ気持ちの悪い音楽になる。 中には、音程に敏感な人もいるようで、絶対音感の持ち主なんかはほんのちょっと狂っただけども気持ちが悪いらしい。
Aの音は通常440Hzということは、つまり、1秒間に440回振動している音のこと。
1オクターブ上がると2倍の880Hzになる。1オクターブ低いと1/2の220Hzだ。

人が聴きとることのできる音は 20Hz〜10,000Hz くらいだといわれている(子供は 20,000Hz もの高い音を聴き取れるという)。
でも、あまりにも低い音、あまりにも高い音は、聴き取ることができても音の高さの判断ができないようになってくる。聴き取りオンチになるわけ。
音名音階名周波数
(Hz)
A440.0
A#/Bbラ#466.2
B493.9
C523.3
C#/Dbド#554.4
D587.3
D#/Ebレ#622.3
E659.3
Fファ698.5
F#/Gbファ#740.0
G784.0
G#/Abソ#830.6
A880.0
上の表の周波数は440Hzを基本として、次々と 1.059463086倍している。 半音ごとにすべて同じ比率で音律を決める方法を平均律という。

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