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チェロ
Cello
チェロはバイオリン属のひとつ。ビオロンチェロ (violoncello) が略されてチェロとよばれている。
低音を受け持つ楽器であるが、指板の先端近くまで弦を押さえることができるため、比較的高い音も出せる。
楽器をエンドピンと脚や肩で支える姿勢で演奏するため、左手はネックを握りしめておく必要はなく、親指も使って高い位置のポジションで演奏が可能である。可能であるが心地よい音を出すには高い技術が必要で、下手くそが弾くと音程がムチャクチャになる。
古くは、弦の数も楽器本体の大きさも定まっておらず、ビオロンチェロ・ダ・スパッラ のようにストラップで吊り下げて楽器を持ち上げた状態で演奏するものもあった。現在の標準的なチェロは
イタリア北部のクレモナ
で作られた楽器がもとになっている。
バイオリンと比べてボディサイズが大きいのはもちろんであるが、ボディの厚みがバイオリンの比率よりとても分厚く作られている。しっとりと落ち着いた音はこの厚みのあるボディに起因するものだろう。
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このページのイラストは、ロストロポーヴィチの写真を模写させていただいた。
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ムスティスラフ・レオポリドヴィチ・ロストロポーヴィチ Mstislav Leopol'dovich Rostropovich (1927/03/27 - 2007/04/27)
ロシアのチェリスト(生まれは旧ソビエト連邦 アゼルバイジャン)。圧倒的な技巧で知られる世界的巨匠。7歳からチェロを初め、80歳で亡くなった。
指揮者としても活躍。
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私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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