エレクトリック・サペ
Electric sape
サペはボルネオ島(マレーシア)の伝統的な弦楽器。
エレクトリックになって、弦は6本になってる。おそらくピックアップはギターのものを転用しているのだろう。アウトプットのジャックやボリウムなども標準品があるのでエレクトリックにするのは比較的簡単。
チューニングはウォームギアのペグだし、ナットも付いている。ヘッドだけを見るとギターそのものだ。
弦の振動を電気信号に変える・・・
マグネティックピックアップ Magnetic pickups
いわゆるエレキギターに使われているピックアップ
永久磁石の周りに電線を巻き付け、それによってコイルとし、楽器に使われている金属の振動を、電磁誘導による誘導電流に変換するもの。
弦に透磁率が高い素材(スチール弦などの鉄素材)が使われている弦楽に使われる。以上に紹介した東南アジアの弦楽器はギターのピックアップを取り付け「エレクトリック化」したりて楽しんでいるようだ。
弦楽器以外では、歯車状の磁性金属製の円盤を回転させる方法で
ハモンドオルガン
の発音原理にも用いられる。
ピエゾピックアップ Piezoelectric pickups
主にエレアコと呼ばれている楽器に使われている。
圧電素子(ピエゾ: 加えられた力を電圧に変換する)を使って、楽器の一部の振動(弦そのものの振動ではない)を圧電効果として検出する。
金属部分がなくても使え、小さく軽くしやすい。
振動部分(共鳴ボックスの表面など)に張り付けて使う場合や、楽器を設計する段階から内部に組み込んでいるものがある。