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タイの伝統的古典音楽は1オクターブを7分割
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タイの伝統的古典音楽は1オクターブを7等分した平均律。これを、弦楽器のフレットで説明しましょう。
まず 1オクターブありきで、1オクターブは、弦の長さがちょうど半分になる位置(これは全世界共通)。
7等分といっても、弦を同じ寸法で7つに分けるのではない。
1オクターブを7当分するには
90.57237% の長さ、
さらにその
90.57237%
の長さ・・・と、これを繰り返していく。
7回めの位置で弦の長さが半分になる。
私達が普段聴いたり演奏したりしているのは半音づつ12分割なので、タイの古典的な音階は、音と音の間隔が広いことになる。
さて、この
90.57237%。
これは理論上の数値であり、小数点以下5桁で終わる数値でもない。そして、タイの古典楽器がこんな計算式で出来上がっているものでもない。実際にはヒトの音感により7分割した気持ちのいい音の高さになっているだろうから若干食い違っている。
私達がタイの古典音楽を聴いた時、気持ち悪くて音痴演奏に聴こえるのは、私達が生まれつき西洋音階で育っているためである。
もちろん、タイ王国の音楽が、こんな7分割の音階ですべて出来上がっているわけではない。7分割は伝統的な古典音楽の音階である。和音(コード)を構成できるという点では西洋の音階は抜きん出てすぐれているため、伝統的な音階は特別であって普段の音楽は西洋の音階でできあがっている。
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私家版 楽器事典 / タイの民族楽器 gakki-jiten
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