ハーディ・ガーディ
Hurdy gurdy
ハーディ・ガーディは、オルガニストルムから発展した。16世紀頃から小型化されて、一人で演奏できる大きさになり、主にドイツやフランスで民族楽器として定着した。
円盤で弦を擦って音を出す楽器
hurdy は臀部つまりお尻のことで、gurdy は漁に使うクランク付きの巻取りドラムのことだと。なるほど「お尻のようにモッコリしていて手回しハンドルが付いている」というところか。
hurdy gurdy は、英語として定着しているが、ヨーロッパ全域で使われており、名称も各地様々だ。
・
フランスの ヴィエル (vielle)
・
ハンガリーの テケルー (tekero)
・
スペインの ソンファナ (zanfona)
・
ドイツの ドレーライア (Drehleier)
・
イタリアでは ジロンダ (gironda)
|
ハーディガーディは右手でハンドルを回し、左手で鍵盤を操作する。 1200年ごろにはすでに作られていたようで、弦の数や形状に違いがあるけれど、ヨーロッパ各地でこの楽器は活躍していた。
|