楽器一覧
コモク Khamak
コモク(カマク) khamak

コモク(カマク)は、インドの楽器。弦楽器だけど太鼓である。太鼓のようで弦楽器である。
本体(太鼓の部分)を小脇に抱えて、弦を引っ張りながらはじく。


コモクはちょうどオモチャの糸電話と同じように、膜(皮)に直接弦を取り付けてある。 このような楽器は他にもあるので紹介しましょう。
同じような作りでありながら、太鼓と呼ばれたり弦楽器と呼ばれたりする。楽器の分類はあまりあてにならない。
ウォッシュタブ・ベース washtub bass
ウォッシュタブ
ベース
フリクション・ドラム friction drum
フリクション
ドラム
ゴピチャント gopichant
ゴピチャント
トゥントゥナ tuntuna
トゥントゥナ

フリクションドラムは、アフリカ発祥の楽器でラテン音楽で活躍している。皮の真ん中あたりにに木や竹の棒を取り付けてあり、棒を擦ると キュキュキュ・ジュコジュコ・アヘアヘ という音が出る。叩かないけれど名前からしてドラムということになっている。
英語で friction drum、日本では擦奏太鼓 という言葉がある。

ゴピチャントトゥントゥナは、インドの楽器。弦をはじいて音を出す。音程を正確に出すのはムリなので、リズム楽器としてビンビン鳴らす。ゴピチャントのネック(みたいなの)は、しなやかな竹なので握ると張力を変えることができる。
紐や弦をはじくので、プラックト・ドラム(plucked drum 摘奏太鼓)という名前で区別されている。

ウォッシュタブ・ベースは、「洗濯たらい」にヒモを取り付けてあり、ネックはモップの棒だったりする。ベースの音を出す楽器として、 ジャグ・バンド では必須アイテムかもしれない。


ブラジルのフリクションドラム:クイーカ

私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
gakki jiten