楽器の名前一覧
スタンピング・チューブ Stamping tube
stamping tube
スタンピングチューブ(スタンピングパイプ)は、筒をや石や木、または地面に打ちつけて音を出す。台湾や東南アジア、南太平洋諸国で使われている。
イラストは、ソロモン諸島の スタンピングチューブ を YouTube の画像から書き写させていただいた。 手に各4本、足に1本づつ・・・合計10本の竹筒を操る類まれなるテクニック。筒のそれぞれは、ちゃんと音程を持っているのでメロディを奏でることもできる。 ベース音を右足で打つ・・・ジャズやロックで使うドラムセットは、これを真似たんじゃなかろうか。

同じく南太平洋のフィジー諸島では、太めの竹筒を左右に2本持ってリズムを刻む。
チューブでなく、月のウサギがもっている餅つきの杵(きね)のような木の棒を打ち付けるものもある。この場合は英名でスタンピング・モーターというらしい。 (ちなみに morter であって motor ではない : 下記引用を参照)

落下させる楽器はスタンパー(stamper)といわれ、ザックスはつぎのように分けている。

1. スタンピング・スティック(stamping stick)
杵(きね)を落とす。
しゅく(柷) | スタンプ フィドル

2. スタンピング・ゴード(stamping gourd)
瓜類を落とす。
イプヘケ

3. スタンピング・チューブ(stamping tube)
竹筒などを落とす。
ソロモン諸島の スタンピングチューブ

4. スタンピング・モーター(stamping morter)
巨大な筒・木塊を落とす。
クルンクルン

本 世界楽器大事典(雄山閣)より




私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
gakki jiten