私家版楽器事典 弦楽器 楽器事典の目次
撥弦楽器
擦弦楽器
打弦楽器
私家版 楽器事典    楽器の分類    楽団/バンド/民衆音楽 楽器の歴史 国/地域/民族
弦をはじく
撥弦楽器 (はつげんがっき)

リュート属
ネック(棹)がついている

ウード
Oud

とても古い歴史をもつアラブの楽器。
ウードの演奏
アラブのウード

リュート
Lute

ウードに似ているが、リュートにはフレットが付いている。

リュートの演奏

リュート

ウクレレ
Ukulele

ハワイアンで使われるが、もともとはヨーロッパの楽器が祖先で、ハワイで独自に改良された。

ウクレレの演奏

ハワイのウクレレ

バラライカ
Balalayka

バラライカはロシアの代表的な楽器。
共鳴胴が三角形なのが特徴。

バラライカの演奏

ロシアのバラライカ

ドムラ
Domra

ドムラもロシアの楽器。
共鳴胴は丸くて底も球状。弦は3本または4本。

ドムラの演奏

ロシアのドムラ


マンドリン
Mandolin

8弦4コースの現在のマンドリンはイタリアで生まれた。
マンドリン


マンド セロ
Mandocello

マンドリンと同じ、8弦4コース。バイオリン属のチェロに相当する楽器。

マンドセロの演奏マンドセロの演奏

マンドセロ


ブズーキ
Bouzouki

ブズーキはギリシャの楽器。

ブズーキの演奏ブズーキの演奏

ブズーキ

チャランゴ
Charango

チャランゴは、南米アンデス地方の音楽(フォルクローレ)で使われる楽器。
チャランゴの演奏チャランゴの演奏
南米のチャランゴ


火不思
胴にはヘビの皮が張ってある。 火不思は、中国の三弦(サンシェン)→沖縄の三線(さんしん)→日本の三味線(しゃみせん)。
これらのルーツか。
火不思


三線
さんしん

三線は、沖縄の楽器。
胴にはヘビの皮が張ってある。
沖縄の三線


シタール
Sitar

シタールは、インドの楽器。
胴の材料は瓢箪(ひょうたん)やカボチャだ。

シタールの演奏

インドのシタール

ビーナ
Veena

ビーナは、シタールと共にインド音楽の代表的な楽器。

ビーナの演奏

インドのビーナ

サロッド
Sarod

サロッドは北インドの楽器。アラブ/イスラム圏のラバーブと同じ祖先だが、ネックの指板が金属でできているのが特徴。 サロッドの演奏
インドのサロード

ラバ−ブ
Rabab

これは弦をはじくラバーブだが弓で弾くラバーブもある。イスラム圏で生まれた楽器。

ラバーブの演奏

アラブのラバーブ

タール
Tar

カスピ海の西側、イランなどで演奏されている楽器。共鳴胴には羊の皮を張ってある。

タールの演奏

イランのタール
セタール
Setar

イランの楽器。"tar"は「弦」のこと。セ・タールは3弦の意味になるが、現在の楽器は1本追加されて4弦。4弦だけど名前はセタールのまま。

セタールの演奏

セタール

サズ
Saz

サズは、イラン・トルコ・バルカン半島諸国では一般的な弦楽器。

サズの演奏

トルコはイランのサズ

ドンブラ
Dombra

カザフスタンの民族楽器。弦は2本。

ドンブラの演奏

カザフスタンのドンブラ

バンジョー
Banjo

アフリカの楽器が元祖。アメリカの黒人によって作られ、世界中に広まった。

5弦バンジョーの演奏

5弦バンジョー

ギター
Guitar

もし、この楽器がスペインの限られた地域で使われていたのなら「民族楽器」とか呼ばれていたのかもしれない。 ギターの演奏
ギター

ポルトガル・ギター
Portuguese Guitar

名前の通り、ポルトガルの民衆音楽ではよく使われている。

ポルトガルギターの演奏

ポルトガル ギター


バンドゥリア
Bandurria

12弦6コースのリュート型弦楽器。スペインで使われている。

バンドゥリアの演奏

バンドゥリア

イングリッシュ・ギター
English Guitar

18世紀後半、イギリスで流行した古い時代の楽器。

イングリッシュ・ギターの演奏

イングリッシュ ギター

ツィター属
ネック(棹)がなくて 共鳴箱に弦を張ってある
ツィター
Zither

これはギターのようなフレットがあるツィター。フレットがあるツィターは、コンサートツィターというようだ。

ツィターの演奏

ツィター Zither


トンコリ
トンコリは、アイヌの伝統的な楽器。

トンコリの演奏

アイヌのトンコリ

カーヌーン
Kanun

カーヌーンは、アラブ音楽で伝統的に使われる撥弦楽器。
カーヌーンの演奏
アラブ音楽のカーヌーン

カンテレ
Kantele

カンテレは、フィンランドの楽器。古く伝統的な楽器であるが、現在ではモダンなスタイルになり多くの奏者がいる。
カンテレの演奏カンテレの演奏
フィンランドのカンテレ

シャイトホルト
Scheitholt

シャイトホルトは、ドイツの楽器。チターの元になった弦楽器。
ドイツのシャイトホルト

グスリ
Gusli

グスリは、ロシアの伝統的な撥弦楽器。
グスリの演奏グスリの演奏
ロシアのグスリ


バンドゥーラ
Bandura

ウクライナの弦楽器。歌の伴奏としてよく使われる。

バンドゥーラの演奏

ウクライナのバンドゥーラ




和琴
わごん
(やまとごと)

和琴(わごん)
箏(こと)ではない。和琴だ。

古琴
グーチン
(こきん)

古琴(グーチン)
中国の琴。演奏方法は独特。
遠い昔、古琴が日本に伝ったのが和琴。
グーチンの演奏


ダンバウ
Danbau

ベトナムの一弦琴。ハーモニックスで弾き、弦の張力を変えながら演奏する。
ダンバウの演奏
ヴェトナムのダン・バウ

カチャピ
Kacapi

インドネシアの撥弦楽器。
両手の指で弾く。
カチャピの演奏
カチャピ

チャケー(鰐琴)
Chakhe

ワニを模したタイの楽器。
チャケー(鰐琴)

コムンゴ(玄琴)
Geomungo

朝鮮の楽器。木の棒で弦をはじく。弦を叩くこともあるので打弦楽器でもある。
コムンゴ/コムンコ(玄琴)

ハープ属
共鳴箱と腕の間に複数の弦を張ってある
ケルティック・ハープ
Celtic Harp

アイルランドのケルト民族が使っていた小型のハープ。
ケルティック・ハープ


リラ Lyre

ハープの仲間であるが、胴から腕が伸びて、胴と平行に弦が張られており、左右から両手で弾く。
リラ

グランド・ハープ
Grand Harp

ペダルが付いていて弦の張力を変えることができるようになっている。
グランド・ハープ


コラ Kora

西アフリカのハープ。弦が二列に張られている。 コラの演奏 コラ

その他の撥弦楽器
鍵盤のアクションで弦をはじく

ハープシコード/チェンバロ
Harpsichord/Cembalo

鍵盤を押さえるアクションによって弦をはじく。

日本では各国の呼び名が混在している。
英語ではハープシコード(Harpsichord)、ドイツやイタリアではチェンバロ(Cembalo)。 そして、フランス語ではクラヴサン(Clavecin)。

ハープシコード / チェンバロ / クラヴサン(クラブサン)

バージナル
Virginal

小型で長方形のチェンバロ。

チェンバロを小型にしたものでは、バージナルの他にスピネットがある。

バージナル

弦鳴楽器(弦楽器)
撥弦楽器
リュート属
ツィター属
ハープ属
擦弦 楽器
打弦 楽器

撥弦楽器(はつげんがっき)
弦鳴楽器(弦楽器)の中でも、弦をはじいて音を出す楽器を撥弦楽器(はつげんがっき)として分類するが、さらに撥弦楽器は「リュート属」「チター属」「ハープ属」に分類される。


     
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