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ギャリン
Gyaling (Rgya gling)
ギャリンは、チベット仏教で用いられる笛で、僧院で法会(詠唱と祈り)で使われる。木製の円錐形管の先端に金属製のベルがついていて、真鍮のリングや色とりどりのきれいな石などで装飾されている。
演奏時は、循環呼吸の奏法が用いられ、息継ぎをしても途切れず音を出し続ける。
モンゴルには、とてもよく似た
ビシグール
という笛があるが、とても離れたモンゴルにもチベット仏教があり、そのあたりから共通した楽器が使われるようになったのだろう。
ちなみに、この笛は、日本ではチャルメラと呼ばれている2枚リードの管楽器と同じ仲間。
ギャリンを吹くネパールの僧侶
ギャリンに似た ダブルリードの木管楽器
ひちりき の仲間 と チャルメラの仲間
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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