アルプス地方(主にスイスなど)の山地の住民により演奏される長い筒状の管楽器。
バルブ機構もスライド機構も音孔もないので自然倍音だけで演奏する。
2m〜4mほどの長さがあり、これがアルプホルンの特徴となっているが、
古くは羊飼いが牧場で時を告げるなど合図に使われていたもので、簡単に持ち運びができる大きさだったようだ。
トウヒやモミの木を削り出して作る。木製なのだけれどもカップ状のマウスピースで唇を振るわせて鳴らせるという構造なのでラッパの類。つまり金管楽器の仲間ということになる。
アルペンホルンとも。