太鼓打ち
(たいこうち)
Water scorpion
虫である。水棲昆虫の一種。一番前の脚を太鼓を叩くようにして泳ぐ。実際には太鼓をたたくことはできないだろうと思われる。
楽器の名前がついた虫
太鼓持ち
(たいこもち)
Drum player
(1)鉦、笛、三味線、太鼓などの鳴り物のうち、太鼓を担当するプレイヤー。
(2)人にへつらって気に入られようとする者。これは、楽団セッションで太鼓がリズムを整える役目から「調子をとる者」にかけたという説。さらには鉦(カネ)に合わせるとして「金持ちの調子をとる」というところからきているとも。
打楽器
(だがっき)
Percussion
打つ、擦る、振るの動作で音を出す楽器。太鼓、シンバル、ギロ、マラカスなど。パーカッション。
打楽器の一覧
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タブラチュア
Tablature
古来よりオルガンタブラチュアとリュートタブラチュアがあるが、現在では
ギターやバンジョーの
タブ譜
がよく使われる。
ギターなら、それぞれの弦に相当する6本の横線の上に記載していく。線の上(つまり弦の上)に押さえるフレットの数字を音符の部分に表記してある。
タンギング
Tonguing
管楽器の演奏方法。
舌を使って息の流れにアクセントをつける。「tu」とか「du」とかを発音するような舌の動きで空気を制御する。
チャンター
Chanter
バグパイプのメロディを演奏する管。一般的にダブルリードが組み込まれている。
バグパイプの仲間
中世のヨーロッパ音楽
ヨーロッパの音楽史で、中世は西暦400年〜1400年の初め頃とされる。
リード楽器のアウロスや、弓奏楽器のレベックなどが使われていた。
西洋の音楽様式
チューニング
Tuning
(調律/ちょうりつ)
楽器の音の高さを合わせる。
弦楽器なら、弦の張りを強めたり弱めたり。管楽器なら管の長さをほんのチョッピリ伸ばしたり縮めたり。太鼓なら、ネジを締めたり緩めたりして皮の張りを変える。
個体としての楽器の音を合わせるのはもちろんだけど、複数の楽器を統一したルールで合わせることも必要。
音叉
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オーボエ
チューニング・ペグ
Tuning pegs
弦楽器の弦を調律するための器具。回転させて弦を巻き付ける。糸巻き/天手(てんじゅ)。
レレレのおじさんの耳はチューニング・ペグである。「レレレのレ〜」と言いながら調律する。
レレレのおじさん
チョーキング
(ベンディング)
押さえた弦を押し上げる、または引っ張る(弦の張りを強くする)ことによって音程を変えるテクニック。
これを素早く繰り返すとビブラートになる。
チョーキングは 首を締め付けるとかいう意味の Choke から勝手に作った言葉であって日本だけで通じる。英語では ベンディング(bending)。
ギター演法のテクニックとして紹介されることが多いが、ギターだけではなく弦楽器ならこの技法は可能である。箏(こと/そう)は「押し手」といって、チョーキングと同じ原理で音を変化させる。
チター属/ツィター属
Zither family
弦楽器の一分類。音響用の胴があって、その胴の端から端まで弦を胴と並行に張ってある。
代表としてのツィターはもちろん、日本の箏や大正琴、カーヌーン、カンテレなど。さらには、ピアノやチェンバロもこの仲間に入る。
通奏低音
(つうそうていおん)
thorough bass
低音部の伴奏を即興で演奏する。ヨーロッパのバロック時代には通奏低音は不可欠だった。
丁寧
(ていねい/ディンニン)
Ding Ning
「ていねい」の漢字はなぜ「丁寧」なんだろう。
丁寧は古代中国の打楽器で銅鑼一種なんだ。手でぶら下げることができるほどの大きさで軍隊での攻撃や警戒などの合図に使ったようだ。
で、注意深く物事を進めることを丁寧というようになったのだ。と、大雑把に説明。
デスクトップ・ミュージック
Desktop music
バンドで演奏しなくても、一人で壮大な曲作りができるぞ、というわけで、机の上で作られる音楽と呼ばれる。専用の機材はいろいろあるけど、つまりはパソコンとシンセサイザーででオンガクすることと思っていいかも。DTM と略す。
Musical instrument digital interface
テナー
Tenor
もともとイタリア語で tenore。英語では tenor。カタカナではテナーまたはテノール。
男性の高い音域のことであるが、バス、テノール、アルト、ソプラノをその音域に合わせて楽器の名前にも使われる。
テナーギター Tenor guitar
テナーバンジョー Tenor banjo
テナーウクレレ Tenor ukulele
テナーサックス Tenor saxophone
テナートロンボーン Tenor trombone
テンポ
Tempo
イタリア語である。日本で通常使う言葉として日本語化している。音楽用語のテンポだけではく、テキパキと物事を運び次々と仕事をこなすことを「テンポが早い」などと言うが、純粋な日本語に置き換えると どうなんだろう。思いつかない。
メトロノーム
電子楽器
Electronic instruments
電子的に音を作り出して増福する楽器。音源は半導体やソフトウェアに組み込まれており、これを独自の回路で取り出して使う。
ノイズや倍音やアタックの具合など自在に変化させる拡張性をもっている。現存する楽器のモノマネ音はもちろん、今まで聞いたことのない音まで創り上げる。
アコースティックの楽器をピックアップで音を拾って増幅する楽器は「電気楽器」として区別している。
ト音記号
G clef
「ト」の音の記号だ。トーン記号ではない。音名、ハ・ニ・ホ・ヘ・トの「ト」....アルファベットで書くなら C・D・E・F・Gの「G」
ト音記号のうんちく
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トレモロ
Tremolo
弦をピックを使って細かく小刻みに弾くこと。マンドリンなんかの得意技。打楽器でも同じく小刻みに叩く。マリンバなんかでもよく使うね。
マンドリン
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マリンバ
ドローン
Drone
比較的低い音を持続的に鳴らせること。または、その音。弦楽器や管楽器に採用されている。ドローン音を発生する弦はドローン弦で、ドローン音を発生する笛はドローンパイプという。もともとは「ブーン」という、うなり音のこと。
グレートハイランド・バグパイプ
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