ポスト ホルン(郵便ラッパ)
Post horn
ポストホルンは信号用のラッパ。ヨーロッパで郵便馬車で郵便配達をしていた時代に使っていたラッパだ。
フランスでは cornet de poste ・・・つまり「郵便用コルネット」と呼ばれていた。
コーチホーン (coach horn) と呼ばれることもあるが厳密には 異なる。coach は、馬車のことで、馬車での信号用ラッパとして使っていたので郵便専用ではなかったようだ。 本来のコーチホーンは円形に丸めておらず直線のデザインだった。
ポストホルンにバルブ装置がついて楽器として使われるようになったのが
現在のコルネット
。
ただし、従来のポストホルンのデザインを残したまま、バルブを取り付けて自由な音階を出せるようにしたものもある(下記)。
ピストンバルブがついているポストホルン
ロータリーバルブがついているポストホルン
信号用ラッパとしての当時のデザインの形状を変えず バルブを組み込むことによって楽器として改良されている。
コルネット
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