スカ
Suka (Polish fiddle)
スカは、ポーランドの弓奏楽器で、英語でポリッシュ・フィドルとも呼ばれている。
膝に置くか、ベルトで固定して垂直にして演奏する。
幅の広いネックが特徴的。弦は3本、または4本で、指板に押さえ込むのではなく指の爪で横向きに弦を押さえる。
胴体はバイオリン属やビオール属の形状で、幅広ネックはアジア系という不思議な形状。これは、アジアの楽器がヨーロッパの楽器に変わる過程で生まれた楽器だとも云われている。
プウォツク・フィドル
fidel plocka
同じく、ポーランドの弓奏楽器。
16世紀には、すでに廃れてしまっていた楽器で、ポーランドのプウォツク旧市街の考古学的発掘中に発見(1985年)された。
当時の演奏可能な楽器は残されておらず、現在使われているのは復元されたもの。
楽器の詳細は伝わっていないので6本の弦のチューニング方法や正確な演奏方法もよくわからなかった。
現在での演奏は、現アーティストの経験、研究、知識に基づいて「当時はこうであったろう」ということで復活している。
左手は、弦を上から押さえ込むのではなく、弦の横から指の背(ツメの付け根あたり)を押し付ける。
ガドゥルカ
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私家版 楽器事典
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