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ヨーロッパの古楽器

楽器の名前一覧
メロフォン Melophone
ヨーロッパの古楽器/メロフォン
メロフォンは、フリーリードの楽器。
アコーディオンやバンドネオンなどと同じフリーリードの楽器なのにリュート形弦楽器の形をしている。右手で空気を送り込み、左手でネックにあたる部分に配置されたメロディ用ボタンで演奏する。
表面のバイオリン風の板は、音響板ではなくて蓋だ。
19世紀の中頃、フランスなどで使われた。パリのルクレールという時計やオルゴールを製作する職人が作ったんだと。
メロフォンの内部
本体部分は2階構造になっていて、蓋を開けると空気の通り道を制御する弁と、リードがごちゃごちゃと詰まっている。
下の1階部分には空気を溜め込む蛇腹が組み込まれている。
メロフォンの内部 蛇腹部分


フリーリードの楽器/メロフォン melophone
まるで リュート型の弦楽器のような持ち方で演奏する
メロフォンは、ハーモニカやアコーディオンと同じ空気を送り込んで金属リードを震わせる楽器。
空気は、右手でレバーを押し引きして内部に組み込まれている蛇腹に送り込む。 左手は、まるでギターやバイオリンのような構え方になる。
そもそも、 8列X13列 並んでいるボタンは、弦楽器を模倣した位置関係になっているわけだ。 弦楽器の弦にあたる8列は、となりの列ごとに5度の差で並べてあり、フレットにあたる13列は半音の差でならんでいる。


コンサーティナ | シンフォニウム
蛇腹(ジャバラ)のフイゴで空気を送り込む楽器



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私家版 楽器事典 / がっきじてん