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ヨーロッパの古楽器
私家版 楽器事典    楽器の種類 楽器と人物    楽団/バンド 楽器の歴史/ダブルリード

ヨーロッパの古楽器
ドゥルシアン Dulcian
ドゥルシアンは、2枚リード(ダブルリード)の木管楽器。現在のファゴットのもととなる楽器。カータルとも呼ばれていた。
ファゴットの祖先といわれるドゥルシアン(Dulcian)
16世紀頃からの低音ダブルリード木管楽器はショーム、ランケット、そしてこのドゥルシアンなど。 中でもドゥルシアンは内部が二つ折りになっていて、現在のファゴットに形が近い。
ドゥルシアンは、18世紀になるとキイは3つまたは4つに増え、18世紀半ばには4つあるいは6つのキイの楽器が出来上がった。モーツァルトの「ファゴット協奏曲」は当時のファゴット、つまりドゥルシアンだったのだろう。
ドルシアン(Dulcian)を演奏する女性
ドゥルシアンは多くのサイズが作られており、バスからソプラノまで5種類ほどの種類が存在した。
コルトホルト


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