カバキーニョもウクレレもポルトガルのブラギーニャが祖先
4本の弦を持つ小さな楽器。ブラギーニャもカヴァキーニョも、もともとポルトガルの楽器。
小さくて持ち運びが簡単で、和音が出て歌の伴奏に使える。移民での長い船旅の必需品だったのかもしれない。
ポルトガルからブラジルへ渡ってきた人達が持ち込んだのがカヴァキーニョで、今ではカヴァキーニョはブラジルの楽器ということになっていてサンバでよく使われている。
バンジョー・カヴァキーニョは、カヴァキーニョの胴をバンジョーのように皮張りにしたものでバンジョーカバコとかサンバ・バンジョーなどとも呼ばれている。
8月23日はノミが跳ねる日
また、ポルトガル人は遠い遠い太平洋の島にもこの楽器を持ち込んだ。ハワイの人はこの珍しい楽器に驚いて、
その弾き方や音がまるでノミがぴょこぴょこ跳ねるように見えたのかもしれないし、そんなふうに聞こえたのかもしれない・・・・
とにかく「ノミが跳ねる」という意味のウクレレと名付けた。
ちなみに、ポルトガルからこの小型4弦楽器がハワイに渡ったのは1879年の8月23日。この日をハワイではウクレレの日と定めているそうだ。