コブザ
Cobza / Kobza
ルーマニアのコブザ。
短いネックにはフレットはない。複弦は2本対が一般的だけど、3本を1セットとしたものもある。
後ろに大きく曲がったヘッド(糸倉)や、イチジクを立てに割ったような丸底の胴体。形はまさしくウードの系列だ。
楽器そのものと名前は一緒に連れ立って、各地でマイナーチェンジされ、名前だって方言が生まれる。ルーマニアのコブザは形がウード系で、名前は違う弦楽器の系列になってる。
ウクライナにも同名でコブザがある。また、コブザに似た名前の弦楽器は東ヨーロッパから西アジアにかけて多く存在する。
ルーマニアン・コブザは、細長い棒状のピックで弦をはじく
切手に描かれた コブザ
コブザの演奏者をデザインしたルーマニアの切手(1961年)より(イラストの部分だけを書き写した)。
Cobza と Kobza の表記があるのだけれど、この切手には「COBZA」と印刷されている。ルーマニアでは Cobzaのスペルが正んだろうな。
リュート
ウード
ウクライナのコブザ
ルーマニアの楽器
私家版 楽器事典
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楽器図鑑 gakki jiten
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