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ヨーロッパの古楽器
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ヨーロッパの古楽器
クルース
Crwth
クルースは、主にウェールズ地方で愛用された弦楽器。
6本の弦をはってある。その内4本が指板上にあり、残る2本はドローン用の開放弦。
一般的に弓奏楽器は、弓がボディに当たらないようボディに「へこみ」があるがクルースは長方形でウェストの 凹部分がない。
そして、ブリッジがバイオリンのように山形になっていなくて平らだ。弦を一本つづ選ぶために弓に角度をつけずに弾く。いっきに複数弦を弾くわけだ。
もともとは弦をはじく撥弦楽器だったのでこんな形で、こんな奏法になったのだろうね。
アイルランドでは Crot、イングランドでは Crowd、フランスでは Crouth などと呼ばれていて、特にウェールズのクルースはウェールズの民族楽器として明示的にウェルシュ・クルース(Welsh crwth)と呼ばれることがある。
ロッタ
私家版楽器事典 / ヨーロッパの古楽器
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