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ハーモニクス(倍音)
弦楽器で弦の全長を震わせるのではなく、分割して振るわせること。またその演奏方法をハーモニクスという。
バイオリンなどではフラジオレットとも呼ばれる。
弦の全長の中心が振動しないでそれぞれ二つの領域が逆方向に振動する場合を第2倍音振動といい、
1/3、1/4、1/5・・・・ と理論的にはどんどん分割は可能であるが、実際には分割数が多くなるとうまく鳴ってくれない。
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基本振動 |  | 弦の長さ全体が振動している |
ハーモニクス 2倍音振動 |  | 基本振動の1オクターブ高い音になる |
ハーモニクス 3倍音振動 |  | 2倍音振動が「ド」なら3倍音振動は「ソ」 |
弦で鳴る楽器であれば、擦弦楽器(バイオリンやモリンホールなど)、撥弦楽器(ギターやハープなど)のいずれでもハーモニクスは可能であるが、
これらは基本振動で演奏するのが文字通り「基本」であってハーモニクスは特別な技法である。
ただし、中にはトロンバマリーナやダンバウのようにハーモニクスで演奏することが基本演奏の楽器もある。
トロンバマリーナ
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ダンバウ
倍音の演奏は、バイオリンではフラジオレットと呼ぶのでけれども、これはフラジオレットという縦笛に由来している。
バイオリンで倍音演奏するとフラジオレットの音に似ていることからこう呼ばれるようになったらしい。
フラジオレットという名の縦笛
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