楽器じゃないけど
ウィンド マシーン
エオリアンハープ
えきれい(駅鈴)
おんさ(音叉)
ぎょせんなべ (魚洗鍋)
サンダー シート
シービービー
ししおどし(鹿脅し)
ジャッジ・ガベル
すいきんくつ(水琴窟)
スコップ三味線
セミカチ
タイプライター
ドニパトロ
ハリセン
ハンド クラップ
◎
フエラムネ (笛ラムネ)
ブルロアラー
ポッペン(ビードロ)
ミュージック ボックス
メトロノーム
モノコード
ユーナックフルート
わにぐち(鰐口)
タイプライター
Type writer
タイプライターは、打楽器である。
「パチパチ」という音がする。どの文字を打っても同じような音がするが大きな文字と小さな文字では微妙に音質がことなる。 ただし、タイプライター奏者でも音質の違いを聴きとることは困難ではある。
基本音は「パチパチ」であるが、改行するためにレバーを操作すると「ギリギリ」という音がすし、ベルも付いているので「チン!」もありだ。
異なる3つの音が出るパーカッションというのは他に例がなく、これらを駆使して奏でるには、高等な音楽教育が必要であることはいうまでもない。
「本物のタイプライターを打楽器奏者一人が演奏すること」と、スコアに書いたのは、アメリカの作曲家 ルロイ・アンダーソン(Leroy Anderson) 。 『The Typewriter(1950年の作品)』ではタイプライターを楽器として正式に扱っている。
そもそも楽器とは何かというと、楽器として作ったものは間違いなく楽器である。で、楽器ではなくても、楽器として使った場合、それは即座に楽器になる。 スプーンやソロバンなどは、音楽に利用するためリズムを刻むと、それは ミュージカル・インスツルメンツ に変身するわけだ。
写真のタイプライターは、私が、20代のころ買ったもの。雑誌を作るためにワープロが欲しかったんだけども、 当時、ワープロなんてのは企業にある装置であって家庭で買うようなしろものではなかった。ワープロの真似事でキー・タイプの練習用とした買ったもの。
20代といえば・・・・
突然、前触れもなく、古い写真。
1974年頃の写真だろうな。
私家版 楽器事典 / 楽器図鑑
gakki jiten