私家版楽器事典 楽器事典の目次
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 ◯◯楽器
 ◯◯属

 ◯◯ハープ
 ◯◯フォン
 ◯◯ホルン



◯◯属

ばいおりんぞく
バイオリン属

バイオリン ファミリー
バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス。
ただし、コントラバスはちょっと系統が違うけどバイオリン属に入れちゃう。オーケストラのストリングスでは必ずこの4種類が登場する。
びおーるぞく
ビオール属

ビオラ・ダ・ガンバ ビオラ・ダ・ガンバ
ビオールは、もともと弦楽器の総称としての名。ビオール属はヨーロッパの古い時代の楽器であるビオラ・ダ・ガンバの系列やヴィオラ・ディ・ボルドーネ(バリトン)など。 コントラバスは、バイオリン属に入れているが、その形状はビオール属から引き継いでおり「なで肩」であるのが特徴。
りゅーとぞく
リュート属

ドムラ 月琴
ネックがある弦楽器。
ヨーロッパの古楽器代表としてリュートの名をとってリュート属としている。弦楽器の中ではこの形が一番多い。
はーぷぞく
ハープ属

サウン・ガウ
弦は共鳴胴に沿って張られず、大きな角度をもって横桁に向かって張られている。
狩猟に使う弓から発達した楽器とされ、弓形ハープは「弓の形」を残してる。
りらぞく
リラ属


共鳴胴に2本の棒を立てて、横棒を取り付けてある。横棒と共鳴胴との間に弦が張られている。初期のリラは亀の甲羅を共鳴胴に使っていた。
ちたーぞく
チター属

チター
カンテレ
共鳴箱に弦を張ってあって、ネック(棹)は無い。日本の「こと(琴/箏)」もチターの仲間。プサルター属という場合もある。
びゅーぐるぞく
ビューグル属

ビューグル
管が太い金管楽器。トランペットの系列と区分するのにこの言い回しで呼ぶ。
おーぼえぞく
オーボエ属

オーボエ コーラングレ/イングリッシュホルン
ショームやポンマーを起源とするダブルリード木管楽器。
ふぁごっとぞく
ファゴット属

ファゴット
管が長く、折れ曲がったダブルリードの木管楽器。ファゴットはもちろん、コントラファゴット、コントラフォルテなど。
くらりねっとぞく
クラリネット属

クラリネットファミリー
シングルリード木管楽器の代表。
ばぐぱいぷぞく
バグパイプ属

バグパイプ(ビニウ)
バグパイプ(ザンポーニャ)
袋に空気を詰め込んで、複数のパイプ(笛)を鳴らせる。ヨーロッパや西アジアで発達した管楽器。「バグパイプの仲間」とすればいいのだろうけど、「属」なんて表現は、誰かが便宜上使ったのだろうね。

◯◯属は、音域を広げるために大きさの違う(音域の違う)楽器兄弟を作ったものをいう。ソプラノ、テナー、バスなどがその例。なので◯◯ファミリーともいう。
ただし、リュート属やチター属などのように同じ構造だけど、あらゆる地域の楽器を総称して楽器の分類として使う用語でもある。
いずれも◯◯属という言い回しをするため、統一性がないのが現状だ。

楽器の分類 私家版 楽器事典 ◯◯属