こんなところに音楽について突然書き出したのは「You Tube」がきっかけだ。
YouTubeやニコニコ動画はあまり興味がなかったのだけれど、この5月の連休にふと「イーグルスの曲が聴けるのだろうか」と初めてYouTubeで検索を試みた。いまごろYoutubeがどうのというのも時代遅れではあるけれでも、そうです!私が時代遅れのオジサンです。
Take it easy
驚いた。全曲まるまる画像つきで(あたりまえか)聴くことができる。
ただでこんなのを見て聴いてもいいのだろうか。こんなことで驚くようじゃ時代遅れもはなはだしいのかもしれない。
もちろんLP時代〜CDの時代、イーグルスは聴いていたけど、映像としていっしょに見るのは初めてだ。なんてすごいバンドだろう。
ビートルズは、ジョンのアーティストとしての個性とポールのミュージシャンとしての個性、そしてビートルズという名のブランド力が強いグループである。ポールの曲作りについての才能は世界のミュージシャンに影響を及ぼすほどすばらしいのだけど、バンドとして生で演奏するには程度は低い。
だけどイーグルスは違う。ポピュラー系のバンドを賞賛するのにチームワークという言葉なんか使ったりしないのだろうけど、どうしてもチームワークという言葉を使いたくなる。一人ひとりがすごいミュージシャンで、まるで指揮者がいるみたいにイーグルスというユニットが音を出す。メインボーカルとコーラスの重ね方は神業かとも思える。
若者時代のイーグルスもすばらしいけれども再結成した「おやじイーグルス」は地球上で最高のバンドのひとつではないだろうか。
と、こんな事を考えながら4〜5時間。
PP&M、ルイアームストロング、ポールサイモン、五つの赤い風船、私の青空(MY BLUE HEAVEN)を聴きたくてエノケンまで。
普段はカーラジオのFMくらいしか音楽を聴かないのだけれど、久しぶりに長時間、懐かしい音楽に入り込んでしまった。
そういえばサイモンとガーファンクルのガーファンクルはイチローとどこか顔がにてるななどと関係の無いようなこともふとかすめたりして。
(2008年5月)