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オモチャ・テルミンを覗いてみた

2000円のテルミンのケースを開けてみた 本製品は分解改造は絶対しないでください、とパッケージに書かれてあるのだけれど、本体のケースを開けるくらいなら分解改造ではないだろう、というわけで、ちょっと中身を覗いてみた。

両面基板の表面にはチップ部品、裏面にはコンデンサやボリウムが実装され、基板からのリード線はON/OFFスイッチや小型スピーカにつながっている。


テルミンの発音原理を、ちょっと wikipedia から引用させてください。

テルミンの音程を生成する部分にはコルピッツ発振回路のようなコンデンサをもつ高周波の発振回路が2つ組み込まれ、これらはわずかに違う周波数を持つよう調整される。 これらの発振回路の出力を組み合わせ、それが発生する低周波の可聴域のうなりを音に変換するのがテルミンの原理である。

私は技術屋ではないので、回路とかその詳しい原理とかはよく分からないのだけれど、電子を知っている方にとってはとても簡単な回路らしい。
回路の知識にはうといけれども、専門電子部品や機器の調達については、少しだけ・・・ ほんの少しだけ知識があるので、これらの部品構成の原価は大体わかる。
チップ抵抗は日本円で1個 0.5円 か、もしくはもっと安い。ほかの電子部品を見てもそんなに値のはるものはない。高いものでも数十円というところかな。 で、おおかたの製造原価はわかる。
中国で作るのなら、指導費用・運送費用・品質不良の返品リスクなどを考慮して、また宣伝企画営業の費用も計算にいれると、 販売価格の4分の1程度の製造原価にしなければ利益が出ないのではないだろうか。なるほど、そんな感じの商品かな、という気はする。

(2010年7月)
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